けはいざか
【日本遺産035】
扇ガ谷、佐助から梶原、藤沢方面に抜け、
その先は武蔵方面へつながる道で、
今も昔の面影を残している国指定史跡です。
書物により化粧・気生・気和飛など表記が異なります。
その名の由来は、
平家の首をここで化粧して首実験したから
このあたりに娼家があり
化粧した女性たちがいたから
辺りの樹木が勢いよく生い茂っていたので
「木生え/気勢(きはえ)」といわれていたから
など諸説あります。
『吾妻鏡』建長3(1251)年12月3日条には
「気和飛(けわひ)坂」という記載もあります。
この険しい坂道は、
元弘3年(1333年)5月、
新田義貞が幕府軍を破った鎌倉攻めの際に
軍の主力を向けたので激戦地となり、
それ以降も様々な戦いの舞台となりました。
足元が悪く、滑りやすいところもあるので、
十分注意して歩きましょう。
坂を上ると源氏山公園です。
【仮粧坂】
国指定史跡