にほん生まれの和紅茶×お茶の聖地「鎌倉」
- Chapter 1 非日常感が味わえる鎌倉で、和みのひととき
- Chapter 2 鎌倉から広まったお茶文化-きっかけは実朝の二日酔いから⁉
- Chapter 3 材木座に「義時くん」自販機(第1号)
- Chapter 4 [フォトギャラリー]和紅茶のある風景 in 鎌倉
- back number 懐かしく、新しい- みんな大好き国民的炭酸飲料
非日常感が味わえる鎌倉で、和みのひととき
国産の茶葉で生産される紅茶を「和紅茶(わこうちゃ)」といい、香り、味わい、深いコクが楽しめる飲料として、近年脚光を浴びています。
「三ツ矢サイダー」「カルピス」「ウィルキンソン」といった100年以上の歴史を持つ商品を有する大手飲料メーカー「アサヒ飲料」では、この和紅茶の魅力に注目し、日本最高位茶師監修による第1弾商品として「和紅茶 無糖ストレート」を発売しました。茶葉は、国内の茶所として知られる鹿児島県産を100%使用。無糖ならではの香りと旨みを感じるテイスト。慌ただしい毎日に、鎌倉旅のお供に、適度な潤いを与えてくれます。
紅茶というと、インドやスリランカなどの“海外産”のイメージが強いですが、和紅茶はその名の通り国産茶葉で作られた紅茶のこと。にほん生まれの茶葉なら緑茶なのでは…とも思いますが、じつは緑茶と紅茶は同じ茶の葉からできています。違いは、茶の葉を乾燥・発酵させてつくる際の発酵度合いです。緑茶は不発酵茶、紅茶は完全発酵茶なので、異なる風味や香りとなるわけです。
アサヒ飲料では、お茶の国日本が誇る最高位茶師監修のもと、本当においしい紅茶をつくりました。無糖だからこそうまみが引き立つ、鹿児島県産茶葉100%使用。日本の素材にこだわり抜いた、深いコクと、まろやかな味わいが、ひと口で「至福の和み」へとお連れします。
そんな日本生まれのお茶ですが、意外にも鎌倉との縁がとてもとても深いのです。「鎌倉」と「お茶」の不思議なつながりをご紹介します。
鎌倉から広まったお茶文化-きっかけは実朝の二日酔いから⁉
いまや日本人の生活に欠かせないお茶ですが、中国から日本にお茶文化が入ってきたのは、奈良時代なのではといわれます。当時のお茶は皇室や上流階級のごく一部の方しか飲めない高級品であったことでしょう。
全国的にお茶文化が広まったのは鎌倉時代から。臨済宗の僧、栄西(1141~1215)が宋に渡って禅宗を学び、修行における疲労回復、精神安定に効果があるとして、飲茶文化に大変影響を受けたようです。北条政子の招きにより鎌倉入りした栄西は、寿福寺を開山しました。「吾妻鏡」によると、実朝が二日酔いになった際に、1杯のお茶とともに、日本初のお茶の専門書「喫茶養生記」を献上したことが記されています。日本で本格的に飲茶の習慣が普及したのは栄西以後と言われ、茶道で気を静め坐禅を組んで己と向かい合う鎌倉武士にとっても重要な文化であったことが想像されます。
このように、お茶文化普及の地、鎌倉では、かつてのそれとは形を変えながらも、「気持ちをリセットする」「ホッとするひとときを感じる」アイテム=お茶は現代でも息づいています。修行を終えた栄西が将軍のために献じたお茶…そんな想いを馳せながら、日本生まれの「和紅茶」の香りとコクで心を和ませてみませんか?
材木座に「義時くん」自販機(第1号)
1世紀を越える歴史を有する進藤商店。現在の建物は大正4(1915)年に建てられたといいます。場所は材木座海岸入口にほど近くにあり、暮らしに身近な食品や、鎌倉随一と言われる豊富なお酒の販売、配達サービスなどを手掛けています。海街の古き良き雰囲気が漂い、地元客やマリンスポーツの方々など、日常的に利用する商店として愛されています。
そんな老舗商店に、鎌倉市観光協会オリジナルキャラクターの「義時くん」がラッピングされた自動販売機が市内初登場(2022年2月より)。北条義時をはじめ、北条時政や比企能員など、鎌倉殿を支えた“13人の御家人”がデザインされ、地元の子どもたちからも話題になっているとか。 付近には大河ドラマにも登場する文覚上人が開山したとされる補陀洛寺(材木座 6-7-31)や、13人の御家人のひとりで、三浦義澄の父、義明を弔う来迎寺(材木座2-9-19)などもあるので、訪問の際には併せてご参拝してみてはいかが?
[フォトギャラリー]和紅茶のある風景 in 鎌倉
古くから「長谷観音」の名で親しまれる「海光山慈照院長谷寺」。開創は奈良時代の天平8年(736)と伝え、聖武天皇の治世下に勅願所と定められた鎌倉有数の古刹です。四季を通じて美しい花が見られることで知られ、「鎌倉の西方極楽浄土」とも呼ばれます。特に、あじさいの時季は40種類2500株の花が咲き誇り、全国から多くの参拝者が訪れます。 ★写真は、境内の書院前に広がる美しい枯山水庭園。 *特別に撮影許可を頂いた写真です。この場所での飲食はできません。 (公式HP)https://www.hasedera.jp/<外部リンク> |
絵本作家・画家・詩人として活躍する葉祥明さんの水彩画、油彩画、デッサン直筆言葉、そして様々なテーマを扱った絵本を展示しています。ミュージアムショップではポストカードや絵本など、オリジナルグッズも販売。歴史と文化が息づく北鎌倉の地で、静かに時が流れるとても素敵な美術館です。運が良ければ看板猫の絵夢(えむ)に会えるかも⁉ ★写真は、美術館前のテラスで。 (公式HP)https://www.yohshomei.com/<外部リンク><外部リンク> |
大正13(1924)年、富士製紙社長の村田一郎別邸として建てられた「かいひん荘 鎌倉」。昭和27(1952)年に鎌倉のリゾートホテルとして開業しました。国登録有形文化財(洋館)・鎌倉市景観重要建築物に指定される宿は、和洋折衷の大正浪漫の薫りが漂う空間が広がり、今なお訪れるお客様の心をひきつけます。 ★写真は、石燈籠を配した純日本風庭園が望める特別室より。 (公式HP)http://kaihinso.jp/<外部リンク><外部リンク> |
小町の段葛に沿いにある鎌倉彫会館。鎌倉彫の歴史と文化を紹介、展示するほか、体験、カフェなどを併設し、交流の場として親しまれています。1Fの鎌倉彫カフェ俱利では、実際に鎌倉彫の器でお食事や飲物を提供しており、鎌倉野菜を使ったお料理や精進料理などが味わえます。 (公式HP)http://cafeguri.jp<外部リンク> |
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