ほんがくじ
【日本遺産026】
開山/日出 二祖/日朝
小町大路が滑川を渡るところに、
源頼朝が幕府の守り神として創建した夷堂がありました。
今も夷堂橋があります。
日蓮が滞在していたお堂で、その後ここから身延山へ旅立ちました。
夷堂は鎌倉幕府滅亡のときに焼け、その跡につくられたのが本覚寺です。
1436(永享8)年、もとこの地にあった天台宗夷堂を日出上人が
日蓮宗に改めたのがはじまりと伝えます。
二代目住職が日朝上人であったことから
「日朝さま」という名で親しまれています。
また、身延山から日蓮の骨を分けたので
「東身延」とも呼ばれています。
本堂安置の木造釈迦如来 、文殊菩薩、普賢菩薩の三尊像は
南北朝時代の作で、
宋風のすぐれた作風を伝えています。
鎌倉市指定の文化財になっています。
夷堂は1981(昭和56)年に本覚寺内に再建されました。
それにともなって夷神の祭も復活し、
正月三が日の「初えびす」、
1月10日の「本えびす」には商売繁盛を願う参詣者たちで境内が賑わいます。
恵比寿神を祀る本覚寺の縁起物として人気の「にぎり福」。
ご利益は「福」「愛」「健」「財」「学」の5つ。
ひとつとして同じものはなく、表情も様々なのがユニーク。
1日1回にぎって、ご利益を求めるお守りです。
【日蓮宗 本山 妙厳山 本覺寺】
googleマップを開く<外部リンク>