わかみやおおじ
【日本遺産002】
国指定史跡、国指定重要文化財(建造物)
- 若宮大路の混雑状況はこちら -<外部リンク>
由比ガ浜から鶴岡八幡宮に向かって延びる
鶴岡八幡宮の参道です。
鶴岡八幡宮から見下ろすと、
若宮大路がまっすぐに
海に向かっているのが見えます。
若宮とは新しく勧請(※1)された神社
すなわち現在の鶴岡八幡宮境内にある
若宮社殿のことで
鶴岡八幡宮を内裏にみたて
平安京の朱雀大路になぞらえて
造立されました。
1182(寿永元)年に源頼朝によって
鶴岡社頭より由比浦にいたるまで
道の曲がりを直し、
参拝の道が造られました。
滑川橋のたもとから
一ノ鳥居、二ノ鳥居を抜け、
鶴岡八幡宮入り口の三ノ鳥居まで
約2kmあります。
若宮大路の中央には二条の土堤が築かれ、
その土壇の上に葛石(※2)を置いた
一段高い道が造られました。
段葛と呼ばれます。
『吾妻鏡』などによれば、
妻・政子の安産を祈願して
つくられたものとされます。
鎌倉は、政権所在地となって以降、
急速に都市整備が進められました。
その手始めとして行われたのが、
政権の守護神鶴岡八幡宮と
その参道の若宮大路の建設でした。
以来、今日にいたるまで、
若宮大路はまちの基軸として
位置づけられてきました。
鎌倉幕府が栄えたころは、
道の両側にはたくさんの
武将の屋敷があったといわれます。
江戸時代中期以降は
沿道に遊山客を対象とした
商店、茶屋、旅籠などが軒を連ね、
大いに賑わいました。
現在、二ノ鳥居と三ノ鳥居の間の
500m程が整備されていますが、
これは大正時代、
段葛の両脇の土手に桜が植えられたものを、
2016(平成28)年に
大規模な整備事業が実施されたものです 。
段葛は道幅が二の鳥居から
鶴岡八幡宮に向かうにつれて
徐々に狭くなっているため、
目の錯覚で、実際よりも長く見えます。
鶴岡八幡宮を遠くに感じさせて
威厳を高めるのが目的とも、
敵が侵入したときに混乱させるのが目的
ともいわれます。
今日では桜の名所としても親しまれています。
※1 神仏の分身・分霊を他の地に移してまつること
※2 社寺の建物の壇の先端にある縁とりの石
googleマップを開く<外部リンク>
◆近くの宿泊施設
鎌倉駅周辺エリア
大町・材木座エリア
由比ガ浜・長谷・極楽寺エリア
◆近くのグルメ・ショッピング
鎌倉駅周辺エリア
大町・材木座エリア
由比ガ浜・長谷・極楽寺エリア
◆近くの観光施設
鎌倉駅周辺エリア
大町・材木座エリア
由比ガ浜・長谷・極楽寺エリア