[SMBC日興証券]ずっと住みたい街、鎌倉
観光地でありながら生活感も
「いざ、鎌倉」で知られる武家政権誕生の地、鎌倉。源頼朝が幕府を開いた古都には、鶴岡八幡宮や建長寺などに代表される寺社仏閣のほか、山を切り開いた「切通し」、鎌倉時代に造られた日本最古の築港遺跡「和賀江嶋」など、当時の面影を残す観光地として800有余年経った今も多くの観光客などで賑わいます。
そんな鎌倉市、市民の暮らしぶりはどうなのか…。2019年度に鎌倉市が実施した「鎌倉市民意識調査」では、じつに86.9%の住民が「鎌倉に住み続けたい」と答えています。その理由として最も多かったのが「住み慣れていて愛着があるから」(45.4%)、続いて「緑や自然が豊か」(23.5%)という回答で、鎌倉の街の住み心地、魅力度がこの数字に現れています。
住む場所としてはどうでしょう。お買い得な野菜や鮮魚が並ぶ市場や飲食店、商業施設が集まる「大船」は活気があり、鉄道をはじめとする交通公共機関の拠点となっており、利便性も◎。海沿いの腰越、七里ガ浜、大町、材木座などは、潮風が漂い、のんびりとした時間が流れ、サーフィンやヨットなどのマリンスポーツが盛んなエリア。映画やテレビドラマ等の舞台として有名な北鎌倉は、山や緑に囲まれ、古民家や禅寺が多い古き良き鎌倉の雰囲気が残ります。そして、すべての中心となるのが鎌倉駅周辺。小町通りや若宮大路のような観光名所もあれば、鎌倉野菜で有名な鎌倉市農協連即売所(通称レンバイ)や、昭和30年代にできた歴史ある商店街「丸七商店街」などが駅周辺にあり、生活圏と観光地が融合された特別なエリアと言えます。
”ずっと住み続けたい街”を応援します
「いっしょに、明日のこと」を考えるSMBC日興証券では、鎌倉在住者はもちろん、これから鎌倉の生活をしてみたいという方も含め、寄り添いながら豊かな人生設計のお手伝いをしてくれます。例えば、資産運用。新たな人生を謳歌するはずが、現実と理想のギャップに戸惑ってしまった…ということがないように、相続や投資、年金、介護など資金運用や資産運用に関して、生活パートナーとしてよきアドバイスをしてくれる頼もしい存在となります。「ずっと住み続けたい街」と思える第一歩は、そんなよきパートナーをご自身の街で見つけることから始まるかもしれません。
誰もが輝ける社会に向けて
SMBC日興証券では、「多様性の尊重」を経営理念の一つとしており、障がい者と健常者、子どもからお年寄りまでが生き生きと暮らしていける「共生社会」の実現に向けて、会社全体で取り組んでいます。
2022年3月現在、17名が所属する「障がい者アスリート社員」もその取り組みの一環です。これは、雇用を通じ、全社を挙げて障がい者アスリートの支援、サポートをしていくことを目的に、2020年東京パラリンピックを含めた世界大会で頂点を目指すトップレベルの障がい者アスリートを採用しているもの。国内外での大会出場や各地での講演活動などを通して、障がい者への理解を深める活動を行っています。
SMBC日興証券に所属する茨隆太郎さん(28歳)は、聴覚障害(感音性難聴)を持ちながら世界を舞台に水泳競技で活躍するアスリート。お住まいは湘南平塚市で、世界最高峰のろう者のオリンピック「デフリンピック」で金メダルを獲得するために厳しいトレーニングを続けています。
▲鎌倉支店の前で茨さん
茨さんは、先天性感音性難聴という障がいを抱えながら、3歳の頃から水泳に取り組んできました。健常者と混ざり、聞こえないコーチの指導も、周りの仲間たちの反応などを見て、見よう見まねで覚え成長してきたと言います。小学6年生のとき、初めてデフリンピックの存在を知り、自分と同じ環境にいる人たちと同じ舞台で戦いたいという気持ちになったそうです。
これまでデフリンピックには3回にわたり出場。一番の思い出は、初めて参加した2009年の台北大会で200メートル背泳ぎで金メダルを取ったこと。最初は入賞できればいいと想って臨んだレースでしたが、終わってみれば自身も驚きの優勝という最高の結果を得ることができました。
▲競技中の茨さん(SMBC日興証券提供)
以後、デフリンピックを含む世界大会や国内大会でいくつものメダル、新記録を樹立するなど、成長著しい茨さん。現在は、母校の東海大学湘南キャンパスを活動拠点に、次なる目標である第24回夏季デフリンピック(2022年5月ブラジルで開催)に向けて、最終調整をしています。
現在の夢は2つあるそうです。ひとつは、第24回夏季デフリンピックで世界新記録を出して金メダルを取ること。そして、もうひとつは、健常者が参加する日本選手権に出場すること。得意の200メートル個人メドレーで日本選手権の参加標準記録を突破を目指しています。茨さんは、競技を通して、デフリンピックの知名度を上げること、そして、水泳に専念できる環境を提供してくれる会社への恩返しをしたいと考えているそう。
そんな茨さん、ストイックな競技生活を送る一方で、ご友人、奥様と息抜きで鎌倉を訪れることも。
「鎌倉は気分をリフレッシュする場所になります。神社やお寺、海、グルメ巡りなど、楽しみなものがいっぱい詰まっている感じ。特に鎌倉高校前の踏切の風景が好きです。ショッピングストリートの小町通りも好きで、パンケーキやチョコレートのお店に入ったりします。耳の聞こえない人もたくさん来ているのか、皆さん筆談して丁寧に接してくれたりと、とてもやさしい。心のバリアフリーができていてとても心地よい印象です。今度機会があれば、竹林が美しい報国寺に行ってみたいです」と笑顔を見せてくれました。
茨さんのインタビュー:鎌倉市観光協会(2022年3月)
「住んでよし、訪れてよし」をともに考えたい
SMBC日興証券では、鎌倉市が目指す「住んでよし、訪れてよし」のまちづくりの貢献に役立てればと考えています。鎌倉は日本有数の観光地でありながら、豊かな生活を送りたいと想う市民のみなさまと共存共栄していく場所です。子どもからお年寄り、健常者から障がい者まで、年齢や性別、障がい、国籍の別なく、鎌倉という歴史ある街の”明日”を考えていきます。