ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

【能を知る会鎌倉公演 「杜若」「熊野」~現在能と夢幻能~】


能を知る会 鎌倉公演【杜若】【熊野】~現在能と夢幻能~
2025年4月29日(火曜日・祝日)朝の部10時00分/昼の部14時00分

2025年度4月29日・火曜日/昭和の日、県民のための能を知る会鎌倉公演・朝の部は、伊勢物語の和歌を題材としました名曲、「杜若」を上演致します。三河国八橋の沢辺にて咲き誇る“杜若”。草木にまで感情を与える和歌の功徳と、杜若に宿る精霊による舞が見所の名曲です。
狂言は中村修一師による「舎弟」を上演予定となっております。“舎弟”と呼ばれるも、その意味の分からない弟の織りなす面白おかしい名曲です。

昼の部は、平家物語に描かれる“熊野”と“平宗盛”を描いた、『熊野松風は米の飯』と言われるほど、飽きの来ない面白さを称えられた名曲「熊野」を上演致します。段物の中でも謡いを聞かせる特殊な“文之段”、牛車にて清水まで花見にでかける場面、酒宴での舞、心情を認めた短冊と見所ばかりの名曲です。
狂言は内藤 連師による「伯母ヶ酒」を上演いたします。どうしてもタダ酒を飲みたい甥と、絶対に酒をやりたくない伯母の面白おかしいやりとりが見所の名曲です。

最初には主催の中森貫太の解説が、最後には質疑応答がございます。
能にはわかりやすい字幕解説を備え付けのスクリーンに映し出し、初心者でも楽しめる公演となっております。

0429_noh

◆日時:2025年4月29日(火曜日・祝日)
◆場所:鎌倉能舞台

◆演目
10時始め
解説「現在能と夢幻能」中森 貫太
狂言「舎弟(しゃてい)」中村 修一
能「杜若(かきつばた)」中森 健之介
14時始め
解説「現在能と夢幻能」中森 貫太
狂言「伯母ヶ酒(おばがさけ)」内藤 連
能「熊野(ゆや)」遠藤 喜久


◆あらすじ:
杜若【かきつばた/Kakitsubata】
廻国の旅僧(ワキ)が東国行脚の途中、三河国で足を休めていた。僧が沢辺に咲く美しい杜若を眺めていると、一人の女(シテ)が言葉を掛ける。ここはどこなのか僧が訊ねると、女は杜若で有名な八橋だと答え、八橋のいわれや伊勢物語にある在原業平の杜若の歌について語り、やがて自分の庵へと連れ帰る。庵に行くと、女は美しい冠と唐衣を着けて現れ、それらのいわれを問われるままに語る。僧が怪しみ女の素性を訊ねると、杜若の精だと明かす。さらに女は、業平は歌舞の菩薩の化現であると説き、業平の詠んだ歌はみな法身説法の妙文となり、その御陰で感情のない草木である杜若も成仏できたのだと言う。そして伊勢物語の故事をのべ、舞を奏した後、消え失せるのであった。

舎弟【しゃてい/Shatei】
いつも兄から“舎弟”、“舎弟”と呼ばれている弟は“舎弟”の意味が分からず、意味の善し悪しも判断できない。そこで近所の物知りに“舎弟”の意味を尋ねに行くと、物知りは悪戯心を出す。「“舎弟”とは盗人のことだ。」と嘘を吹き込まれた弟は、憤慨して兄のところへ怒鳴り込むと・・・。

熊野【ゆや/Yuya】
平宗盛(ワキ)は、遠江国池田の宿の長、熊野(シテ)を都に留めて寵愛していた。熊野の老母が病気である為、宿の者は何度も使いを送り、熊野の暇を願うが宗盛は聞き入れない。程なく池田の宿から朝顔(ツレ)が、老母の手紙を持って上京して来た。手紙を読んだ熊野は非常に悲しみ、朝顔を連れて宗盛の前に進み出て手紙を読み聞かせ、切に暇を願う。しかし宗盛は頑なに許さず、牛車にて熊野を伴い清水寺へ花見に出かける。やがて花見の酒宴となり、熊野は進まぬ心を励まして所望された舞を舞う。舞のさなかに村雨が降り始め、花を散らす。これを見た熊野は、故郷の母が散りゆく情景を思い浮かべて一首詠み、短冊にしたためて宗盛へ手渡す。さすがの宗盛も熊野の心中を察し、暇を与える。熊野は清水寺の観世音の御利益のお陰と喜び、そのまま東へ旅立つのであった。
今回は、文之段が変化する「読次之伝」、中之舞が変化する「村雨留」、イロエが変化する「墨次之伝」の小書(特殊演出)での上演。

伯母ヶ酒【おばがさけ/Obagasake】
ある男は度々酒屋を営む伯母を訪ねて酒を振舞ってもらおうとするが、伯母はケチでいつも酒を出してくれない。男は今日こそはと思い、様々な口実で酒を出させようとするが、伯母は聞く耳を持たない。そこで男は鬼の噂を教え、怖がらせてから帰る。一旦外に出た男は、鬼の面をかぶってから再び伯母のところに行き、脅かして酒を出させる。やっと酒にありつけた男は、鬼のふりをしたまま酒盛りを始める…。


​◆お申し込み・お問い合わせは鎌倉能舞台まで。
電話 0467-22-5557
HPアドレスhttp://www.nohbutai.com/<外部リンク>
フェイスブックhttp://www.facebook.com/nohbutai<外部リンク>
eプラス  
午前の部 https://eplus.jp/sf/detail/4133570001-P0030001P021001?P1=1221  
午後の部 https://eplus.jp/sf/detail/4133580001-P0030001P021001?P1=1221


0429_noh

 

基本情報

住所

鎌倉市長谷3-5-13

アクセス

江ノ電長谷駅下車徒歩7分

電話番号

0647-22-5557

営業時間

◆日時 2025年4月29日(火曜日・祝日)
朝の部10時00分/昼の部14時00分

入館/入場料

◆入場料 6500円 (プラス1000円で座席指定可能です)

#文化施設

#体験・アクティビティ

#鎌倉市観光協会会員

#由比ガ浜・長谷・極楽寺エリアの観光施設