妙長寺には、海の幸を扱う者たちの深い感謝と祈りを込めた「鱗供養塔」があり、明治11年の建立されて以来、150年以上の時を超えて、海の生き物への供養と海の安全祈願が続けられています。
「鱗供養」は、命を頂いた海の幸の霊を弔うもので、供養塔が境内に建立してから100年を迎えた年より10年に1度行われている法要です。
境内での法要の後、材木座海岸への約500メートルの道のりを団扇太鼓を叩きながらお題目をお唱えする
慰霊行脚が行われます。その後、材木座海岸沖の船上から住職が読経し、生きた魚を海に放つ「放生会」という儀式を行います。これは、無用な殺生を戒め、海の恵みへの感謝とともに、一度捕まえた魚を海に戻すことによって、法華経の教えに基づいた全ての命への慈悲と敬意を表すものです。
基本情報
日時
2024年5月30日(木)
※10年に1度行われる行事です。
実施内容
10時00分~:法要開始(妙長寺境内)
11時00分~:慰霊行脚(妙長寺~材木座海岸)
放生会 (材木座海岸)
費用
【鱗供養散華募集】
散華 1枚500円
(申し込みは妙長寺にて受け付けます)
法要や儀式で撒かれる散華は、仏様への供養だけでなく、参列者自身の心の浄化にも繋がると言われています。妙長寺では、鱗供養のために水に溶ける特別な散華をご用意しました。水に溶けることで、環境への配慮だけでなく美しい花びらとなって水面に広がり、大切な方への想いも届けます。
お問い合わせ
妙長寺
TEL:0467-22-3572
メール:info@myochoji.org