[湘南鎌倉医療大学]地域の健康づくりにも貢献。徳洲会体操クラブの新アリーナを学生がリポート
天然木の大開口があり、周囲の街並みと調和した徳洲会ジムナスティックアリーナの外観
鎌倉市笛田に「徳洲会体操クラブ」の新たな活動拠点となる「徳洲会ジムナスティクスアリーナ」が、2024年11月に誕生しました。徳洲会体操クラブといえば、多くのメダリストを輩出した名門。2024年パリオリンピックの体操男子団体で、金メダルを獲得した日本チームの杉野 正尭選手、岡 慎之助選手も徳洲会体操クラブに所属しています。
「私たちがリポートします」左から丸田 桃香さん、田尻 悟さん、丸 ゆめかさん
今回は徳洲会グループの「湘南鎌倉医療大学」の学生3人が、新設されたばかりの徳洲会ジムナスティクスアリーナ(鎌倉市笛田1-2-23)をご紹介します。選手専用エリアだけでなく、一般の方が利用できる施設、選手・コーチへのインタビューもあるのでご注目ください。
Summary
✔徳洲会ジムナスティクスアリーナはどんな施設?
✔新アリーナでは湘南鎌倉医療大学の講義も開講
✔徳洲会体操クラブの選手・コーチにインタビュー
✔私たちがおすすめする鎌倉湘南スポット
✔私たちが学ぶ、湘南鎌倉医療大学をご紹介します
徳洲会ジムナスティクスアリーナはどんな施設?
アリーナは地上3階建て、総面積5300平方メートルで、男子体操専用体育館としては国内最大級の規模。写真は2階の徳洲会体操クラブの練習場です。体操競技の一種、「ゆか」は12m四方のものが2面入る広さ、「つり輪」の高さ5.8mの支柱もすっぽりと収まる天井高を誇ります。練習場の他、1階には選手専用の食堂や浴室もあり、必要なものはこれ以上ないというくらい、体操に集中できる環境が整えられています。
同じく2階には「徳洲会かまくら体操教室」の練習場があり、鎌倉市や藤沢市を中心に、横浜や都内からも幼児・小学生・中学生が通っています。年齢やレベルに合わせてクラスを選べるので、興味がある方は、まずは見学や短期教室に参加してみてください。
3階にあるのは会員制の「メディカルフィットネスジム」です。足元から天井までの大きなガラス窓が開放的で、もう一方の窓からは2階で練習に励むプロ体操選手が見られ、トレーニングのモチベーションも自然とアップしそうです。
ジムのフロアには効果的・効率的にトレーニングができるAI搭載のマシンもあります。気持ちのいい屋外テラスやフリードリンクのメンバーズラウンジ、清潔で広々とした男女別個室のシャワールームも用意。入会を検討されるなら、ホームページから見学予約をしてみてはいかがでしょうか。
新アリーナでは湘南鎌倉医療大学の講義も開講
私たちが学ぶ湘南鎌倉医療大学には、徳洲会体操クラブのコーチ陣が講師となって教える「運動とリクリエーション」という基礎教養科目の授業があります。新しいアリーナで、コーチと選手が直接学生に指導する特別授業が行われます。
取材日には、男子体操の種目である「ゆか」、「あん馬」、「つり輪」、「跳馬」、「平行棒」、「鉄棒」の6種目を目の前で披露してもらいました。写真のつり輪は、自分の腕力だけで体を支え、大きく回転したり、倒立したり、ぴたっと静止したりする種目です。解説を聞きながら見ると、超人技であることがよくわかります。技が繰り出されるたびに、学生から拍手と歓声が沸き起こりました。
鉄棒を実演してくれたのは、2024年パリオリンピックの金メダリスト、杉野 正尭選手です。高さ2.8mの鉄棒から遠心力を利用して、ダイナミックな回転を繰り出し、最後の着地も見事成功。メダリストの演技を目の前で見られ、学生一同、大興奮でした。
お手本を見せてもらった後は、挑戦したい種目を学生たちが選んで、実際に体験してみます。あん馬は演技開始から終了までノンストップで技をつなぐ種目。選手は腕だけで体を支えて、優雅に足を旋回させていましたが、実際にやってみると自重を支えるのもひと苦労です。
プロ体操選手やコーチの指導を受けて、本格的な器具で体を動かせるなんて貴重な機会。グループの大学として講義を受講できる特権かもしれません。長いトランポリンを助走して最後に大きく踏み込み宙返りする技は、適切な指導もありマスターできた学生もたくさんいました。
杉野 正尭選手(写真右)と記念撮影。金メダルも見せていただきました
徳洲会体操クラブの選手・コーチにインタビュー
左から、森近 直樹コーチ、藤巻 竣平選手、上山 廉太郎選手
講義後、教えてくださった選手・コーチにインタビューさせていただきました。
――新しいアリーナの魅力はどんなところですか?
藤巻選手――世界に誇れるような桁違いの体育館を造っていただきました。体操施設としては、6種目の器具がそれぞれ1つあるのが最低限なんですが、それが1種目につき2~3個あり、「ゆか」も2面あるというのは本当に珍しく、最高の環境です。
上山選手――ウッディーな感じもアリーナでは珍しいですよね。家のようなアットホームな雰囲気で、食堂や浴室といった設備も整っているのは、選手が長時間過ごす場所だからこそありがたいです。
森近コーチ――大きな窓があるのも特徴です。窓からの外光が眩しいと練習に支障があるのですが、そのあたりも考慮して設計されています。体操教室がある南側の窓はカーテンで開閉ができ、クラブの練習場の窓は北側なので、眩しくならない程度で自然光が入ります。窓の外の木々や空と一緒に、練習に励む選手の姿を見ると、「カッコイイ場所で練習してるなぁ」と、誇らしく感じます。
他にも「試合前のルーティンはありますか?」、「ジャンクフードは一切食べないんですか?」といった質問にも気さくに答えていただきました。
「間近ですごい技が見られて、感動しました」
「トランポリンが楽しかったです。つり輪も挑戦しましたが、すでに肩が痛いくらい…。忘れられない経験になりました」
「実際にやってみると、選手の皆さんがどれだけすごいことをしているのか、その努力もほんの一部ですが感じられて、ますます尊敬です」
などと感想をお話すると…。
藤巻選手――簡単そうにやっているように見えて、実際やってみると難しい、でも体操って楽しいなって思ってもらえたらいいな。
上山選手――怪我をしないようにという安全面は第一に考えつつ、できなかったことができるようになることが体操の面白さだと思うので、まずは挑戦してみてほしい。それで体操選手を身近に感じて、応援してもらえたら嬉しいです。
森近コーチ――指導した選手の中には、学生たちと同年代の選手もいます。まだ成長途中という意味では、看護師を目指す学生たちと同じステージで、能力を伸ばせる可能性に満ちています。お互いに刺激を受けて、やる気につながったらいいですね。プロの体操選手だけど遠い存在ではなく、身近に感じて、応援してもらえたら、選手の励みにもなると思います。
私たち3人は新入生で、鎌倉のスポットを開拓中。選手やコーチの皆さんは、息抜きの時間はどう過ごしているのでしょうか。鎌倉のお気に入りスポットを伺ってみました。
藤巻選手――鶴岡八幡宮は、試合前には必ずお参りに行きます。日々の練習あってこそですが、最後の一押しの力をもらいに行きます。
森近コーチ――バイクに乗って、七里ヶ浜の海沿いを走ったり、鎌倉山に桜を見に行ったりしています。海も山もあって、自然を身近に感じられるのが鎌倉の魅力だなぁと思います。
上山選手――最近、自転車を買ったので、いろいろ巡ってみたいと思っていたところ。逆に学生さんたちのおすすめを教えてほしいな。
「ハワイアンカフェのKahana's 鎌倉のマラサダがおいしいです」
「大学の近くにあるCafe MAMEがおすすめです」
「豊島屋の鳩サブレーはまとめ買いするほど大好き」
などお話し、楽しい情報交換の場になりました。
お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!
徳洲会ジムナスティクスアリーナ
住所:神奈川県鎌倉市笛田1-2-23
アクセス:湘南モノレール湘南深沢駅より徒歩10分
徳洲会体操クラブHP:https://taisou.tokushukai.jp/<外部リンク>
私たちがおすすめする鎌倉湘南スポット
湘南鎌倉医療大学は、湘南モノレールで大船からひとつめの「富士見町駅」が最寄り駅。徳洲会ジムナスティックアリーナもモノレール「湘南深沢駅」にあることから、学生さんたちに聞いた、湘南モノレール沿線のおすすめスポットを紹介します。
1 沿線をつなぐ! 湘南モノレール
湘南モノレールは、日本国内の公共交通機関としては初の懸垂式(サフェージュ式)モノレールです。1970年3月に開業。鎌倉市の大船駅から藤沢市の湘南江の島駅間の全8駅営業キロ6.6kmを14分で運行しています。最高時速75Km/h。まるでジェットコースターのようにアップダウンを走り抜ける通勤通学、観光の大切な足として活躍しています。
湘南モノレール:https://www.shonan-monorail.co.jp/<外部リンク>
2 学生たちの憩いの場 Cafe MAME
大学のある湘南モノレール「富士見町駅」から徒歩で約4分。大学からも徒歩約2分にある「Café MAME」。2001年から開業している街の喫茶店です。母娘の2人で営まれていて、木目調で統一された温かみのある店内は学生さんたちの憩いの場となっています。
おすすめは、ナポリタンなどのパスタ類と何より自家製の小豆を使ったあずきカフェオーレやぜんざい、あんこホットサンドなど。小豆好きには是非とも試してもらいたい珍しいメニューも。途中下車しても寄ってみたい地元に愛される隠れた名店。
Café MAME
住所:神奈川県鎌倉市山崎1114
アクセス:湘南モノレール富士見町駅より徒歩4分
3 「えのすい」の名で親しまれる 新江ノ島水族館
モノレール「湘南江の島駅」から徒歩約10分。目の前に湘南の海や江の島、富士山を望む海沿いに立つ爽快なロケーションが自慢の水族館です。相模湾と太平洋に暮らす生物をテーマに、海やそれを取り巻く環境を楽しく遊びながら学んでもらう“エデュテインメント型水族館”としてこどもから大人まで幅広く学んで、楽しめるのが特徴。
目の前に広がる相模湾ゾーンや江の島の景観を望むイルカショースタジアム、幻想的なクラゲファンタジーホール。オリジナルのお菓子や、グッズが買えるショップもあって一日中楽しめる素敵な施設です。
新江ノ島水族館
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19番1号
アクセス:湘南モノレール湘南江の島駅より徒歩10分
(江ノ島電鉄:江ノ島駅より徒歩10分、小田急電鉄:片瀬江ノ島駅より徒歩3分)
新江ノ島水族館HP:https://www.enosui.com/<外部リンク>
私たちが学ぶ、湘南鎌倉医療大学をご紹介します
私たちが通う湘南鎌倉医療大学は、大船駅から湘南モノレールでひと駅、富士見町駅から徒歩6分の場所にあります。2020年に開校した看護単科大学で、特長は1学年定員100名で、学生と教職員の距離が近いこと。教授陣の親身な指導のもと、看護職に必要な専門科目を学修できるカリキュラムが組まれ、看護師国家試験受験資格が取得でき、保健師課程では保健師国家試験受験資格も取得できます。
学校法人徳洲会として、「生命(いのち)だけは平等である」という理念を同じくする徳洲会グループのバックアップによる実習体制が整えられているのも特長です。大学から60分以内に位置する同グループの病院・各施設で看護実習が受けられるのは、大きな魅力なのではないでしょうか。
看護の専門技術を学ぶのはもちろん、この記事で紹介した徳洲会体操クラブでの講義など、特色のある授業があります。地域に根差した鎌倉の文化と歴史、体験学習、災害看護、島嶼(とうしょ)看護といった科目を通じて、地域の人々の生活を幅広く理解し、実践的に生かすことができるようなカリキュラムが組まれています。
学校についてもっと知りたいという方は、湘南鎌倉医療大学のホームページをぜひご覧ください。
< 資料請求はこちら >
学校法人徳洲会 湘南鎌倉医療大学
住所:神奈川県鎌倉市山崎1195-3
アクセス:湘南モノレール富士見町駅より徒歩6分
TEL:0467-38-3131(代表)
HP:https://www.sku.ac.jp/<外部リンク>