松岡 美樹子先生(プロフィール・インタビュー)
プロフィール
1978年神奈川県鎌倉市に生まれ、2004年、東京藝術大学大学院日本画専攻卒業。
同年、院展に初入選後は毎年のように入選を果たし、国内を中心に個展・グループ展を行うなど精力的に活動しているほか、2020年には大圓寺天井画制作に参加する。現在は日本美術院 院友。
インタビュー
今回の作品「夢花火-時計草-」に込めた想いをお聞かせください。
毎年楽しみにしている花火大会が今年は中止になりました。
由比ヶ浜にゴザを敷いて、家族で見上げる大輪の花火。
せめて夢の中だけでも…という気持ちをパッと咲いた時計草の花に見立てました。
1977年の横山隆一先生の第1作目から数えて46作品目。多くのファンやコレクターがいますが、どのように使っていただきたいですか?
鎌倉で生まれ育ち、表具店を営む家柄、幼少の頃よりいつでも身近にあった鎌倉納涼うちわです。私自身も毎年どんな新作が作られるのか楽しみにして、うちわが届くのを待っておりました。
日本画を学び、私もいつかうちわの絵を担当できたらという思いを片隅に、制作を続けておりましたが、今回このような機会を得ることができました。
自然豊かで海もある大好きな鎌倉に、住んでいる皆様、また訪れる皆様に。来年の夏の花火に想いを馳せながら、この夏、うちわを身近に置いていただけたら幸いです。